手を合わせる夏

お盆のご縁
 ―棚経と盂蘭盆大施餓鬼を通して―

お盆というのは、
ご先祖さまや亡き大切な方々を偲び
命のつながりに思いを寄せる大切な仏事です。

お盆の時期は、
檀信徒の皆さまのご自宅へお伺いし、
棚経を勤めさせていただいております。
一軒一軒、お経をお唱えさせていただき、
共にご先祖様へ感謝の思いを捧げる時間は、
私自身にとっても大切なご縁となっています。

また、心光寺では盂蘭盆大施餓鬼を厳修し、
ご先祖さまのみならず(有縁無縁)、
様々なご縁によってこの世を生きる私たちと、
全ての命に思いを向け供養の心を捧げます。

忙しい日々の暮らしの中では立ち止まり、
「いのち」について考える機会は難しいです。
しかし、お盆という節目に手を合わせ、
ご先祖様や大切な亡き方々を思い出すことで、
今、ここに生きている私たち自身もまた、
多くの命とご縁のおかげ
支えられていることに改めて気づかされます。

棚経、そして、盂蘭盆大施餓鬼を通して、
皆様と共にご先祖さまへの感謝を新たにし、
今を生きる私達の心を整えていければと思います。
今年も心を込めてお勤めさせていただきました。

合掌
心光寺 副住職 山名丈徳